実はカンタン?漫画家・同人作家・イラストレーターの確定申告

漫画家や商業作家としての印税、同人誌やグッズの売上げ、イラスト製作費など、作家活動の収入が本業で48万円、副業で20万円以上ある方は、確定申告の義務があります。

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確定申告とは?

1年間の所得にかかる税金を計算し、国(税務署)に納める税額を報告する手続きのこと。

売上げから経費を差し引いた金額の合計に応じて、確定申告が必要になります。

「わざわざ申告しなくてもバレないのでは?」

と思う方も多いですが、

  • 銀行口座のお金の流れ
  • 取引先の履歴
  • SNSや自サイトからの情報
  • 税務署への密告
  • マイナンバーカード

などから発覚することが多く、同業者からのタレコミも少なからずあるそうです。

ストックサイトでの販売や、企業と取引している方は源泉徴収税10%が差し引かれています。確定申告をする事により払い過ぎた分が戻ってくることも!

申告しないとどうなる?

払い過ぎた税金が戻ってこなかったり、無申告加算税延滞税が課せられる場合があります。

無申告加算税は
税額50万円までは15%
50万円を超える部分に対しては20%と、非常に高額の税を支払うことに

追徴課税だけでなく懲役や罰金などの刑事罰が科せられるケースもあります。

企業が支払いのデータを税務署に提出しているので、売上は税務署に筒抜け。
現金取引メインの同人活動でも、印刷会社が提出した書類から発覚します。

申告には2通りある

確定申告には「白色申告」と「青色申告」の2通りの方法があります。

開業届を出していない、収入が少ない場合は「白色申告」、開業届と同時に「所得税の青色申告承認申請書」を提出した、節税対策、収入が多い場合は「青色申告」を選択します。

開業届しか出していない場合は「白色申告」となります。「青色申告」を行うには「所得税の青色申告承認申請書」を、申告をしようとする年の3月15日までに提出する必要があります。

白色申告と青色申告の違い

白色申告青色申告
帳簿のつけ方単式簿記複式簿記
確定申告の提出書類収支内訳書青色申告決算書(賃借対照表・損益計算書)
開始に必要な手続きなし「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出
特別控除額なし65万円か55万円、あるいは10万円
赤字の翌年への繰越不可3年間可能
貸倒引当金の経費への繰り入れ個別のみ可能個別、一括ともに可能
事業専従者に支払う給与の経費への繰り入れできない。事業専従者控除を受けられるのみできる

作家活動が本業の場合

本業で活動されている方は、収入が少なくても「青色申告」をおすすめします。

収入から経費(消耗品、家賃、通信費など)を引いた金額が48万円以上であれば、確定申告が必要です。

収入が多い方は帳簿の作成や確定申告などをすべて税理士にお任せされているようですが、フリーランスで活動している多くの方にとって、税理士費用はかなり痛い出費。

表計算ソフトで複式簿記のテンプレートを使えば出来るのでは?

そう思い開業当初表計算ソフトでやってみましたが、入力に時間がかかりすぎました。

複式簿記は「簿記検定」という検定試験があるほどです。専門用語も多く、ある程度勉強して取り組まないと帳簿をつけるのに何日もかかってしまいます。

青色申告におすすめのソフト

最近の青色申告ソフトはオンラインでサポートがついているものもありますし、自分である程度操作できるのであれば簿記の知識がなくても月額1,000円ほどで帳簿がつけられます。いろいろと検討した結果、初年度無料で始められる「やよいの青色申告オンライン」を使うことにしました。

帳簿入力の画面で出金や入金があった時に項目を選んで金額を入力するだけで完了。

確定申告に必要な書類がすぐに制作出来るので、あとは税務署に持参か郵送するのみ。

インターネット経由の電子申告「e-Tax」のID・パスワードを税務署で発行した方、もしくはマイナンバーカードとICカードリーダーを使って取得済みであれば、「e-Tax」での提出も可能。最大65万円の青色申告特別控除がスムーズに受けられます。

事務処理がカンタンに済むのはありがたい!
  • セルフプラン 8,000円(税抜)/年(操作サポートなし)
  • ベーシックプラン 12,000円(税抜)/年(業務相談なし)
  • トータルプラン 20,000円(税抜)/年(全てのサポートが利用可能)

やよいの青色申告オンライン」はどのプランでも「確定申告書類の作成・出力」が可能。

現在セルフプランの1年間無料お試しキャンペーン中なので、お得に帳簿入力をはじめることができます。

本業だけど収入が少ない場合

開業届を提出後、売上がないため何年も確定申告していないところに突然税務調査が入ることもあるようです。

また補助金・助成金の申請や、融資を受ける際に、確定申告書及び青色申告決算書又は収支内訳書などが必要になる場合がほとんどなので、赤字であっても確定申告することをおすすめします。

作家活動が副業の場合

作家活動の他に給与所得がある方で、収入から経費(消耗品、家賃、通信費など)を引いた金額が20万円以上の場合は確定申告が必要です。

赤字でも申告すれば、会社の源泉徴収で払い過ぎた分が戻ってくる場合があります。

「白色申告」は特別控除がありませんので、副業でも収入が多い場合は「青色申告」も検討してみましょう。

白色申告におすすめのソフト

やよいの白色申告オンライン」フリープランなら、初期費用、月額料金ともにずっと無料で使用できます。

  • フリープラン 無料(操作サポートなし)
  • ベーシックプラン 8,000円(税抜)/年(業務相談なし)
  • トータルプラン 14,000円(税抜)/年(全てのサポートが利用可能)
無料で帳簿がつけれる上に確定申告書類まで作成できるのでかなりオススメ!

こちらも「青色申告」同様、e-Taxに対応しており、書類の提出がスムーズに行えます。

おわりに

会計ソフトを使って帳簿をつけることで、創作活動に集中できる時間が増えました。

月々734円ほどで時間を買ったと思えば安いものです。

操作できるかどうか不安な方は「無料体験プラン」もありますので、ぜひ導入を検討してみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。